9月16日は「オゾン層保護のための国際デー」です
9月16日は「オゾン層保護のための国際デー」です🌎
ご存じでしたか?💭
オゾン層を破壊する物質を規制しようと、1987年にモントリオール議定書が定められたことにちなんで制定された記念日です。
オゾン層破壊とは?
オゾン層とは、上空約10~50kmにオゾンが多く集まった層のことで、太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生態系を保護しています。
このオゾン層が、フロンやハロン、臭化メチルなどといった人工の化学物質によって破壊されると、地上に到達する有害な紫外線が増加します。
その結果、皮膚ガンや白内障など人体への健康被害を発生させたり、植物やプランクトン、魚をはじめとする生態系にまで被害が及ぶと考えられています。
特にフロンは、冷蔵庫やスプレーなどに使われ、空気中に大量に放出されていました。
そこで、被害を回避しオゾン層を保護するために、オゾン層破壊物質の削減スケジュールなどを具体的に定めたものが、モントリオール議定書です📚
▼参考:地上に到達する有害な紫外線の量が増える(独立行政法人 環境再生保全機構)
オゾン層保護の現状
議定書で規制されたオゾン層破壊物質は現在、およそ99%が廃止されているといいます👀👏
オゾン層が破壊されて穴が開いた部分をオゾンホールと呼びますが、2000年まで広がり続けたオゾンホールも、次第に面積、深さともに改善し始めているそうです。
さらに2023年の報告書では、このまま取り組みを継続すれば、2066年頃にはオゾンホールがすべて回復する可能性も示唆されています✨
▼参考:オゾン層、数十年後には回復の可能性=国連報告書(BBCニュースJapan)
忘れられたオゾン層破壊物質
その陰で、議定書で規制されていないオゾン層破壊物質である一酸化二窒素(N2O)が増加しています。
N2Oは自然界からも排出されますが、排出量全体のうちおよそ3分の1程度は人間活動(肥料、家畜糞尿、工業工程等)によるものだと言われています。
2021年のN2O濃度は、前年と比べて1.3ppb増えており、工業化以前の平均値約270ppbに比べ、24%増加しているとのことです。
人間活動によるN2O排出量は、2番目に多いオゾン層破壊物質の2倍以上もあり、今や最大のオゾン層破壊物質となっています。
▼参考:アメリカ海洋大気庁、オゾン層破壊物質としてN2Oが最大の要因と指摘(国立研究開発法人 国立環境研究所)
N2O削減の意義
N2Oは温室効果ガスでもあり、削減目標が大きく掲げられている二酸化炭素(CO2)と比較すると約300倍もの温室効果ガスがあります。
さらに、温室効果の寿命がCO2は約1年なのに対して、N2Oは約120年ととても長いです。
そのため、N2Oの排出削減に取り組むことは、オゾン層保護と地球温暖化防止の両方に貢献すると言えます。
旺武はこれまで、地球温暖化防止の観点から、N2Oを分解する微生物を資材とした有機肥料の開発に取り組んできましたが、これがオゾン層破壊を防ぐことにも大きく寄与していくことを知りました💡
本格的な製品化に向けていっそう努力してまいりますので、応援よろしくお願いいたします!
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